世界は諸元基が渦巻くカーニヴァルである。人間がアクセスしうる思索の安全領域をめぐってあい争う大陸哲学と分析哲学をともに斥け、想像可能なあらゆる対象の相互作用を記述するオブジェクト指向哲学/存在論の出発点にして、その後の展開を決定づけたハーマンの初期代表作。徹底的に孤立し独立した対象間の関係と衝突をあざやかに論じ、アートや建築の領域にも影響を与えたゲリラ的思考の書。
グレアム・ハーマン(ハーマン グレアム)
グレアム・ハーマン(Graham Harman)
1968年米アイオワ州生まれ。アメリカン大学カイロ校教授を経て、南カリフォリニア建築大学特任教授。日本語訳に『四方対象──オブジェクト指向存在論入門』(岡嶋隆佑監訳、山下智弘・鈴木優花・石井雅巳訳、人文書院、2017年)、『非唯物論──オブジェクトと社会理論』(上野俊哉訳、河出書房新社、2019年)、『思弁的実在論入門』(上尾真道・森元斎訳、人文書院、2020年)がある。
小嶋 恭道(コジマ タカミチ)
小嶋 恭道(コジマ タカミチ)
1988年生まれ。神戸大学大学院人文学研究科博士課程修了。高等学校教員。訳書にフランソワ・J・ボネ『言葉と音──音響の群島』(人文書院、2026年)がある。
飯盛 元章(イイモリ モトアキ)
飯盛 元章(イイモリ モトアキ)
1981年生まれ。中央大学大学院文学研究科哲学専攻博士後期課程修了。博士(哲学)。現在、中央大学兼任講師。著書に『暗黒の形而上学──触れられない世界の哲学』(青土社、2024年)、『連続と断絶──ホワイトヘッドの哲学』(人文書院、2020年)がある。
序
第1部 肉の現象学者たち
1 深さにおける具体性
A 至高者
B 隠れた一致点
C 非自然的対象
2 志向性の二つの国境地帯
A 対象化作用
B クロウタドリ
C 対象と性質
D 二つの国境地帯
3 エーテルに浸って
A 受動性
B 実体なき性質
C 現象に満足して
D エーテル
4 事物のスタイル
A 感覚
B 身体
C わたしたちにとっての即自
D 肉
E スタイル
5 水準
A 命法的対象
B 命令の下の感覚
C 世界の諸々の水準
第2部 テーブル・セッティング
6 対象
A 実体の復活
B そこかしこにある空虚
C 対象と関係がつくる輪
D 第五元素
7 対象の問題
A 代替原因
B 全体と部分
C 空虚のなかの諸世界
D ファイアウォール
8 隠喩
A 実行 vs 現前
B 事物のプラズマ
C 現前なき実在
D 狼─体系(ウルフ・システム)
9 ユーモア
A 機械的なものへの還元
B 真率、喜劇、そして魅力
C 魅惑
第3部 四方哲学
10 代替因果のルーツ
A 切り離された性質
B 対象の下方スパイラル
C 諸元基
11 代替因果
A 対象とその部分
B 対象とその徴表
C 四つの問いを一つにする
12 いくつかの含意
A 批判とは別の仕方で
B グラデーション
C 時間と空間
D 事物のカーニヴァル
監訳者あとがき
文献一覧
原 註
索 引
第1部 肉の現象学者たち
1 深さにおける具体性
A 至高者
B 隠れた一致点
C 非自然的対象
2 志向性の二つの国境地帯
A 対象化作用
B クロウタドリ
C 対象と性質
D 二つの国境地帯
3 エーテルに浸って
A 受動性
B 実体なき性質
C 現象に満足して
D エーテル
4 事物のスタイル
A 感覚
B 身体
C わたしたちにとっての即自
D 肉
E スタイル
5 水準
A 命法的対象
B 命令の下の感覚
C 世界の諸々の水準
第2部 テーブル・セッティング
6 対象
A 実体の復活
B そこかしこにある空虚
C 対象と関係がつくる輪
D 第五元素
7 対象の問題
A 代替原因
B 全体と部分
C 空虚のなかの諸世界
D ファイアウォール
8 隠喩
A 実行 vs 現前
B 事物のプラズマ
C 現前なき実在
D 狼─体系(ウルフ・システム)
9 ユーモア
A 機械的なものへの還元
B 真率、喜劇、そして魅力
C 魅惑
第3部 四方哲学
10 代替因果のルーツ
A 切り離された性質
B 対象の下方スパイラル
C 諸元基
11 代替因果
A 対象とその部分
B 対象とその徴表
C 四つの問いを一つにする
12 いくつかの含意
A 批判とは別の仕方で
B グラデーション
C 時間と空間
D 事物のカーニヴァル
監訳者あとがき
文献一覧
原 註
索 引




