叢書・ウニベルシタス 1212
ダンディズム論

四六判 / 246ページ / 上製 / 価格 3,300円 (消費税 300円) 
ISBN978-4-588-01212-9 C1370 [2026年10月 刊行]

内容紹介

小説家バルベー・ドールヴィイ、詩人シャルル・ボードレール。2人のデカダン派が深い共感を寄せた〈ダンディズム〉の核心に迫るエッセーを収録。バルベーによる史上初の理論化の試み『ダンディズムとジョージ・ブランメルについて』は本邦初訳。単なる評伝を超え、虚栄心という人間精神の極限形態を詩的・哲学的に洞察。新訳のボードレール「現代生活の画家」とともに、伊達男の美学を結晶化する。

著訳者プロフィール

バルベー・ドールヴィイ(ドールヴィイ バルベー)

バルベー・ドールヴィイ(Barbey d’Aurevilly)
フランスの批評家・小説家。1808年、ノルマンディ地方の生まれ。反時代的なダンディズム、貴族主義、カトリシズムの旗印を掲げて文壇に君臨、〈文学元帥〉と呼ばれた。世紀末デカダンス美学を体現した重厚華麗なバロック的文体の小説などを残した。1889年没。

シャルル・ボードレール(ボードレール シャルル)

シャルル・ボードレール(Charles Baudelaire)
フランスの詩人・批評家。1821年、パリ生まれ。詩集『悪の華』により、憂鬱と理想に引き裂かれる近代人の自意識を、耽美的な官能性と古典的な典雅さを共存させる詩的形式に結晶させ、近代詩の始祖とされる。美術批評においては現代性を重視した。1867年没。

中条 省平(ショウヘイ チュウジョウ)

中条 省平(チュウジョウ ショウヘイ)
1954年、神奈川県生まれ。学習院大学名誉教授。仏文学者。著書に、『最後のロマン主義者──バルベー・ドールヴィイの小説宇宙』『人間とは何か──偏愛的フランス文学作家論』『フランス映画史の誘惑』『マンガの論点──21世紀日本の深層を読む』『ただしいジャズ入門』ほか。訳書に、バルベー・ドールヴィイ『デ・トゥーシュの騎士』『悪魔のような女たち』ほか多数。

※上記内容は本書刊行時のものです。

目次

ダンディズムとジョージ・ブランメルについて(バルベー・ドールヴィイ)

現代生活の画家(シャルル・ボードレール)

訳者解説