EToS叢書 5
海からみる江戸東京
東京湾の過去・現在・未来
A5判 / 262ページ / 並製 / 価格 3,960円 (消費税 360円)
ISBN978-4-588-78015-8 C1352 [2026年06月 刊行]
ISBN978-4-588-78015-8 C1352 [2026年06月 刊行]
江戸の名所絵には、豊かで美しい東京湾が多く描かれている。100万人都市の食文化を彩った漁場であり、経済の基盤たる舟運物流の要であり、国防戦略の重要拠点でもあった江戸東京のウォーターフロントを地理学、歴史学、建築学をはじめとする各分野の第一人者が論じる。再開発の嵐にさらされ今なお変貌をつづける東京湾岸地域から江戸東京の成り立ちを捉えなおし、海とともに生きる未来をデザインする一冊。
米家 志乃布(コメイエ シノブ)
米家 志乃布(コメイエ シノブ)
1968年生まれ。お茶の水女子大学大学院人間文化研究科比較文化学専攻中退。博士(人文科学)。法政大学文学部教授、江戸東京研究センター長。専門は歴史地理学・地図史。著書に『近世蝦夷地の地域情報──日本北方地図史再考』(法政大学出版局、2021)、編著に『アートの地理学──ビジュアル・アートとパブリック・アート』(古今書院、2025)、監修に『史跡からみる江戸東京(「江戸東京を考える」シリーズ1)』(信山社、2026)などがある。
陣内 秀信(ジンナイ ヒデノブ)
陣内 秀信(ジンナイ ヒデノブ)
1947年生まれ。東京大学大学院工学系研究科博士課程修了。法政大学名誉教授、江戸東京研究センター特任教授。専門はイタリア建築史・都市史。著書に『東京の空間人類学』(筑摩書房、1985)、『都市のルネサンス──イタリア社会の底力』(古小烏舎、2021)、『地中海都市の空間人類学』(古小烏舎、2025)などがある。
小林 ふみ子(コバヤシ フミコ)
小林 ふみ子(コバヤシ フミコ)
1973年生まれ。東京大学大学院人文社会系研究科博士課程修了。法政大学文学部教授。専門は日本近世文学・文化。著書に『天明狂歌研究』(汲古書院、2009)、『大田南畝──江戸に狂歌の花咲かす』(岩波書店、2014)、共編著に『好古趣味の歴史──江戸東京からたどる』(文学通信、2020)などがある。
はじめに──海から江戸東京を考える[米家志乃布]
I 海から江戸東京をみる視点
東京臨海部の空間史──形態・機能・意味の視点から[陣内秀信]
松平定信にとっての海[田中優子]
II 江戸東京の海──その成り立ちと変容
東京湾の海岸線[久保純子]
江戸前をつないできた東京湾の流れ[古川恵太]
III 江戸東京の海をめぐる事実とフィクション
江戸前の島をめぐる説話[小林ふみ子]
浮世絵に描かれた江戸湾と水辺[渡邉 晃]
「芝浜」論──勝五郎の海[中丸宣明]
IV 地図からみる江戸東京の海
水面下の想像の接触ゾーン──江戸湾の一九世紀地図を巡って[ラドゥ・レカ/米家志乃布訳]
戦前の地図・海図からみる東京湾の空間認識[米家志乃布]
Vs 東京湾に生きる人々──過去から未来へ
東京湾を移動する船上生活者[高村雅彦]
佃島、月島、豊洲の過去・現在・未来──パースペクティブな地域デザイン[志村秀明]
あとがき[米家志乃布]
I 海から江戸東京をみる視点
東京臨海部の空間史──形態・機能・意味の視点から[陣内秀信]
松平定信にとっての海[田中優子]
II 江戸東京の海──その成り立ちと変容
東京湾の海岸線[久保純子]
江戸前をつないできた東京湾の流れ[古川恵太]
III 江戸東京の海をめぐる事実とフィクション
江戸前の島をめぐる説話[小林ふみ子]
浮世絵に描かれた江戸湾と水辺[渡邉 晃]
「芝浜」論──勝五郎の海[中丸宣明]
IV 地図からみる江戸東京の海
水面下の想像の接触ゾーン──江戸湾の一九世紀地図を巡って[ラドゥ・レカ/米家志乃布訳]
戦前の地図・海図からみる東京湾の空間認識[米家志乃布]
Vs 東京湾に生きる人々──過去から未来へ
東京湾を移動する船上生活者[高村雅彦]
佃島、月島、豊洲の過去・現在・未来──パースペクティブな地域デザイン[志村秀明]
あとがき[米家志乃布]
執筆者紹介
田中 優子(タナカ ユウコ)
1952年生まれ。法政大学大学院人文科学研究科博士課程単位取得満期退学。法政大学名誉教授、江戸東京研究センター特任教授。専門は日本近世文学・比較文化。著書に『江戸の想像力』(筑摩書房、1986)、『不確かな時代の「編集稽古」入門』(朝日新聞出版、2025)、共著に『江戸から見直す民主主義』(現代書館、2025)などがある。
久保 純子(クボ スミコ)
1959年生まれ。東京都立大学大学院理学研究科地理学専攻修士課程修了。博士(理学)。早稲田大学教育学部教授。専門は自然地理学・地形学。著書に『東京の自然史を歩く』(創元社、2026)、共著に『日本の地形・地盤デジタルマップ』(東京大学出版会、2005)、『日本列島100万年史──大地に刻まれた壮大な物語』(講談社ブルーバックス、2017)などがある。
古川 恵太(フルカワ ケイタ)
1963年生まれ。早稲田大学大学院建設工学科修了。博士(工学)。海辺つくり研究会理事長。専門は沿岸生態系再生、海洋政策。共著に『海の自然再生ハンドブック(全4巻)』(ぎょうせい、2003)、The Environment in Asia Pacific Harbours (Springer, 2006)、『自然再生・生態工学的アプローチ』(ソフトサイエンス社、2009)などがある。
渡邉 晃(ワタナベ アキラ)
1976年生まれ・筑波大学大学院博士課程芸術学研究科修了。博士(芸術学)。太田記念美術館上席学芸員。専門は近世から近代にかけての日本美術史、特に浮世絵。。著書に『浮世絵でたどる! 江戸の凸凹地形散歩』(山川出版社、2023)、『写楽 SHARAKUジャパノロジー・コレクション』(KADOKAWA、2024)、共著に『代表作でわかる 浮世絵BOX』(講談社、2024)などがある。
中丸 宣明(ナカマル ノブアキ)
1955年生まれ。東京大学大学院人文科学研究科博士課程単位取得満期退学。元法政大学文学部日本文学科教授、江戸東京研究センター客員教授。専門は日本近代文学史。著書に『物語を紡ぐ女たち──自然主義小説の生成』(翰林書房、2022)、編書に『コレクション・モダン都市文化 第4期第67巻 漫才と落語』(ゆまに書房、2011)などがある。
ラドゥ・レカ(Radu Leca)
ロンドン大学東洋アフリカ研究学院(SOAS)でPh. D.取得(美術史)。香港浸会大学視覚芸術学院助教授。専門は美術史、美術理論。共著にLiterary and Artistic Japan Behind the Iron Curtain (Routledge, 2025)、共編著にEnduring Encounters: Maps of Japan from Leiden University Library (Brill, 2024)などがある。
高村 雅彦(タカムラ マサヒコ)
1964年生まれ。法政大学大学院工学研究科博士課程修了。博士(工学)。法政大学デザイン工学部教授。専門は都市史、建築史。共編著に『水都学(I–V)』(法政大学出版局、2013–2016)、『水都としての東京とヴェネツィア──過去の記憶と未来への展望(EToS叢書3)』(法政大学出版局、2022)、著書に『中国の都市空間を読む』(山川出版社、2000)などがある。
志村 秀明(シムラ ヒデアキ)
1968年生まれ。早稲田大学大学院理工学研究科博士課程修了。博士(工学)。芝浦工業大学建築学部建築学科教授。専門はまちづくり、市民参加、都市計画。著書に『東京湾岸地域づくり学──日本橋、月島、豊洲、湾岸地域の解読とデザイン』(鹿島出版会、2018)、『建築・まちづくり学のスケッチ──新しい建築・地域デザインの時代に』(花伝社、2021)共著に、『グローカル時代の景観デザイン──ポストコロナ、再生可能エネルギー、自然災害へのレジリエンス』(鹿島出版会、2025)などがある。
田中 優子(タナカ ユウコ)
1952年生まれ。法政大学大学院人文科学研究科博士課程単位取得満期退学。法政大学名誉教授、江戸東京研究センター特任教授。専門は日本近世文学・比較文化。著書に『江戸の想像力』(筑摩書房、1986)、『不確かな時代の「編集稽古」入門』(朝日新聞出版、2025)、共著に『江戸から見直す民主主義』(現代書館、2025)などがある。
久保 純子(クボ スミコ)
1959年生まれ。東京都立大学大学院理学研究科地理学専攻修士課程修了。博士(理学)。早稲田大学教育学部教授。専門は自然地理学・地形学。著書に『東京の自然史を歩く』(創元社、2026)、共著に『日本の地形・地盤デジタルマップ』(東京大学出版会、2005)、『日本列島100万年史──大地に刻まれた壮大な物語』(講談社ブルーバックス、2017)などがある。
古川 恵太(フルカワ ケイタ)
1963年生まれ。早稲田大学大学院建設工学科修了。博士(工学)。海辺つくり研究会理事長。専門は沿岸生態系再生、海洋政策。共著に『海の自然再生ハンドブック(全4巻)』(ぎょうせい、2003)、The Environment in Asia Pacific Harbours (Springer, 2006)、『自然再生・生態工学的アプローチ』(ソフトサイエンス社、2009)などがある。
渡邉 晃(ワタナベ アキラ)
1976年生まれ・筑波大学大学院博士課程芸術学研究科修了。博士(芸術学)。太田記念美術館上席学芸員。専門は近世から近代にかけての日本美術史、特に浮世絵。。著書に『浮世絵でたどる! 江戸の凸凹地形散歩』(山川出版社、2023)、『写楽 SHARAKUジャパノロジー・コレクション』(KADOKAWA、2024)、共著に『代表作でわかる 浮世絵BOX』(講談社、2024)などがある。
中丸 宣明(ナカマル ノブアキ)
1955年生まれ。東京大学大学院人文科学研究科博士課程単位取得満期退学。元法政大学文学部日本文学科教授、江戸東京研究センター客員教授。専門は日本近代文学史。著書に『物語を紡ぐ女たち──自然主義小説の生成』(翰林書房、2022)、編書に『コレクション・モダン都市文化 第4期第67巻 漫才と落語』(ゆまに書房、2011)などがある。
ラドゥ・レカ(Radu Leca)
ロンドン大学東洋アフリカ研究学院(SOAS)でPh. D.取得(美術史)。香港浸会大学視覚芸術学院助教授。専門は美術史、美術理論。共著にLiterary and Artistic Japan Behind the Iron Curtain (Routledge, 2025)、共編著にEnduring Encounters: Maps of Japan from Leiden University Library (Brill, 2024)などがある。
高村 雅彦(タカムラ マサヒコ)
1964年生まれ。法政大学大学院工学研究科博士課程修了。博士(工学)。法政大学デザイン工学部教授。専門は都市史、建築史。共編著に『水都学(I–V)』(法政大学出版局、2013–2016)、『水都としての東京とヴェネツィア──過去の記憶と未来への展望(EToS叢書3)』(法政大学出版局、2022)、著書に『中国の都市空間を読む』(山川出版社、2000)などがある。
志村 秀明(シムラ ヒデアキ)
1968年生まれ。早稲田大学大学院理工学研究科博士課程修了。博士(工学)。芝浦工業大学建築学部建築学科教授。専門はまちづくり、市民参加、都市計画。著書に『東京湾岸地域づくり学──日本橋、月島、豊洲、湾岸地域の解読とデザイン』(鹿島出版会、2018)、『建築・まちづくり学のスケッチ──新しい建築・地域デザインの時代に』(花伝社、2021)共著に、『グローカル時代の景観デザイン──ポストコロナ、再生可能エネルギー、自然災害へのレジリエンス』(鹿島出版会、2025)などがある。






